【謎映画】新作「罪と女王」あらすじネタバレ斬新考察

2020年6月5日公開の映画「罪と女王」。

U-NEXTでは比較的最新作が観られるので、視聴してみました!

デンマーク映画ということと、「罪と女王」なんてタイトルから、冷たく美しいイメージが漂いますよね。

あらすじにザッと目を通すと

【夫の前妻の息子と、関係を持つ妻の話】

と、いう「不埒」(°ー°〃)なストーリー。

ちょっと観てみるか?と、クリックして「これは、謎かも・・・?」とまた迷路に入り込んでしまいました^_^;

ということで、今回は久々の謎映画シリーズ「罪と女王」のあらすじとネタバレ、斬新考察を紹介します!

映画「罪と女王」はどんなストーリー?

現在、映画「罪と女王」は動画配信サイトU-NEXTで、ポイントで視聴できます!

比較的新しい公開作品なのでポイントは1320ポイントでした!
(※2020年9月20日の情報です)

今はコロナ禍で外出自粛モードの影響もあり、U-NEXTでは公開されてから順に1000ポイントくらいで新作が視聴できる場合があります。

確か「ミッドサマー」は公開時期と合わせて、当時1200ポイントで視聴可能だったと思います。

今回の「罪と女王」はデンマーク映画だから希少で、ちょっとお高めなのでしょうか?

公開された順に1000ポイントくらい→500ポイントくらい→無料視聴と変動していくようです!

映画「罪と女王」は、お高めでしたが、

観る価値あり!

と判断した結果・・・。

観て良かったよーな、うーん・・・という感想でした。

はじめU-NEXTの紹介から、テーマが

【前妻の息子と寝た妻】

ですから、もちろん官能的で、視聴後は複雑な気持ちになるんだろうなぁ、と薄々は感じていましたが(^_^;)

詳しく物語を読み解くと、「ラストはどうなるんだろう?」と、心を駆り立てられる魅せ方に成功している映画でした。

〜映画「罪と女王」のあらすじ〜

裕福そうな郊外のお屋敷。

ここで暮らしているのは、母親のアンネとその娘たち(双子)そしてお金持ちそうなダンディな旦那さんです。

※最初のシーンは、飼い犬の散歩から戻ったアンネが旦那さんが旅支度をしているところを見つけるシーン。

(実はこのシーンが最後で重要になりますので、要注意なんです!)

次のシーンでは、前妻が亡くなった・・・ということで、アンネにとっては【義理の息子であるグスタフ】が、一家の一員になることになります。

双子の娘たちは、お兄ちゃんができた!と大はしゃぎですし、大歓迎ムード。

しかしアンネは面白くありません。

反抗的な態度を取るグスタフに、手を焼くアンネ。

ある日、家に泥棒が侵入し、アンネのバッグが盗まれますが、犯人はグスタフということが判明します。

しかしアンネは「グスタフと良好な関係を築きたいから」か、このことは本人にだけ伝え
「もう、二度としないで」
と忠告しました。

それからしばらく立って、旦那さんが出張の夜などに距離を近づけていくアンネとグスタフ。

とうとう男女の関係になってしまいます。

アンネは外の世界では、福祉で性的虐待などを受けている子供を助ける仕事をしているのにも関わらず・・・。

それでも旦那さんの目を盗んでは、男女の関係を続ける2人。

しかしその関係を断ち切らざるえない【出来事】が起こるのです・・・。

映画「罪と女王」のネタバレ含む謎を解明!

ここから映画「罪と女王」のネタバレを含みますので、読みたくない方はご注意ください。

グスタフと男女の関係になってしまったアンナ。

アンナは何故こんなことをしてしまったのでしょうか?

夫との関係も良好で、とくに不自由もしていない様子だったアンネの心に火を着けたものは何だったのか・・・?

それが、この【罪と女王】というタイトルにリンクしているように思います。

女王はすべてを支配しなければ、生きていけない存在・・・と、揶揄されますが、これは【女王になる女性は、全てを管理していかなければいけない】と、いうことの逆説に位置するように思います。

本来の【女王】とは、国の代表となり、全てに目を凝らし【管理】しなけるばいけません。

客観的にみれば、その行為は【支配】のように見えるかもしれない、と思います。

しかし本来の意味である【女王】という立場ではなく、今回の映画のように「いち家庭の【女王】」という存在だと、母親が勘違いしてしまった場合(あくまでも筆者の考察ですが)、アンネは家族の心をも支配したかったのでは・・・?と、筆者は考えました。

そして物語は、衝撃の結末へ・・・。

※その時に、最初のシーンが入ってきます。

飼い犬の散歩からアンネが帰宅すると、旦那さんが荷作りりしているあのシーンです。
(くどいですが、このシーンは本当にメチャクチャ重要です。)

このシーンを堺に、この映画「罪と女王」は、見事に反転している!ように、筆者には感じられました。

このテクニックが、素晴らしく、新しい映画の表現方法に驚かされる部分だと思います。

映画「罪と女王」を斬新に考察!

視聴したあとの感想ですが、
「なるほど。女王かぁ」と思いましたが
「破滅の女王か、はたまた罪人か?」
と、視聴者に選んでもらいたいラストのようにも感じました。

タイトルにヒントがあるようで、アンネはあの家のまさに【女王様】だったわけです。(旦那さんを騙した時など特に)

そして、グスタフにした仕打ちから察するに、旦那さんを前妻から奪ったのもおそらくアンネです。

(劇中では、旦那さんが離婚にアンネは関係ない!とグスタフに言っていますが、絶対!アンネが巧妙な手を使って別れさせている!と思います)

そんな、それぞれの心情を考えるとあの【年下男との甘い情事】のシーンは、【男と女の騙し合いシーン】に早変わりする、という見方もできる・・・と、考えさせられる今作品。

しかしアンネという人物は、そんなに悪人なんでしょうか?

アンネのお陰で虐待から救われた子供たちもいるはずなんですが・・・。

仕事柄、アンネは善悪の分別がつく人物だと考えられますよね。

なのに、アンネはグスタフと一線を超えてしまった・・・。

それは

「グスタフに恋をしていた」

とも、考えられますが、アンネ自身は気づいていないように思われます。

静かに双子たちの髪を、みつ編みに結っていくアンネ。

アンネが家に鍵をかけている間、旦那さんは双子たちとサッサと車に歩いていきます。

その行動は、

【グスタフは真実を話していた】

と、旦那さんは、最後にグスタフを信用したからだと思いました。

しかし、アンネはそんな旦那さんの本心にまだ、気づいていない様子。

旦那さんがはっきりと言わないのは、アンネが双子の母親だからでしょう。

でも旦那さんの心の中では、アンネは「いつでも置いていきたい存在」になってしまったようです。

車まで、サッサと3人で行っていますからね(^_^;)

これからアンネは、旦那さんから大事にされることも、愛されることもない。

ただ唯一、本当に愛して【くれたかもしれない】男性は、グスタフだった・・・。

命をかけてまで、アンネと愛し合ったことを証明したかったグスタフですから。

しかし氷の女王アンネは、その事実に気づくこともないのです。

気づかずに、城から堕ちていく女王アンネ。

最初の、飼い犬の散歩から帰宅してきた瞬間まで。

あのシーンまでが、アンネが【女王】として君臨していた瞬間だったのだと思います。

まとめ

今回は、なかなかの謎映画だった「罪と女王」について紹介しました!

斬新な考察でラストまで書いてしまいましたが、この映画の素晴らしいところは、

言葉では言い表しにくいテクニックが使われているところです!

それもとてもあっさりと、さりげないテクニックで、伏線を回収しながらもテーマを主張しているところが

「凄い映画観たかもしれないなぁ」

と、感心させられてしまったところでした。

【堕ちる女】映画シリーズは、多々考察しているんですが、今回はタイトルにしてしまうと【出オチ】になってしまうので(^_^;)

【謎映画】にカテゴリーしておきました!

美しい自然の中で、甘美な罠にハマったのは男か、女か。

そして、そこに愛は存在したのか?

色々な疑問を視聴者の心に芽生えさせながら、サラリと終わる現実の冷たさと、グスタフの愛だけが無情に消えた・・・そんな映画でした。

ただ、最後にもうひとつ疑問が・・・。

娘たちの髪を丁寧に結っていたアンネでしたが、その網目ひとつひとつが、【大事な家族の足跡】のような象徴に思えてなりません。

だからこそ、アンネが全て(自分の気持ちも含めて諸々)に気付いたときに、とんでもなく苦しくなっていく・・・破滅へのカウントダウンがラストに始まる・・・と解釈すると、恐ろしい映画のように思います。

Hits: 96134

投稿者:

ロージー 谷

コラムニスト/栄養士 映画評論家・美容家・翻訳家

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です