ジェニファー・ローレンスの最近の役どころはセクシー満載
最近の映画だと「トレイン・ガール」もそう。
主人公は、「オールユーニードイズキル」で有名になったエミリー・ブラント。
ジャニファーは今回脇役ですが、主要キャラクターが3人の女性なので、脇役というよりも三人目の「主役」という立ち位置でした。
この映画「トレイン・ガール」ではジェニファーの全裸は少ないものの、セクシーシーンの連発。
男性なしでは生きられない「女性の性(さが)」まるだしの愛人キャラを演じています。
今回の「レッド・スパロー」は、ちょっと違う感じ?
いえいえ、「女の性」を少しだけ隠して、チラリズムの真骨頂でした。
CMはでは大人の女性、悪女のイメージに仕上がっていた「レッド・スパロー」。
そして今回は再度フランシス監督とのタッグの映画ですし!
映画「レッド・スパロー」の公開はとてもワクワクと愛及屋鳥な気持ちで待ち焦がれていたほどです。
では、待望の映画「レッド・スパロー」の全貌をスパイしてみましょう。
華麗なバレリーナからの転落
物語は冬のロシア、ボリジョイから始まります。
病気の母と二人暮らしのドミニカ(ジェニファー・ローレンス)は、バレエ団からの世話役の女性に毎日母を預けてから、夜の舞台たつ苦労人のプリマドンナ。
しかし、その舞台で不運な事故があり、その順風満帆な人生は脆く崩れ去ってしまうのです。
見舞いにきたドミニカの叔父、ワーニャからその事故の真相を知らされるドミニカ。
自分の事故による負傷は、ドミニカのバレエのパートナーの男性が、コールド(郡舞)の女性に誘惑されて、わざとドミニカに骨折するように仕向けたものだったのです。
蜘蛛の糸にかかったドミニカ
自分の転落が事故ではなく、他人の悪意からの諸行ということを知ったドミニカは復讐をします。
その顛末を知っているのは、もちろんワーニャ。
そのことと、ドミニカの生活苦を理由に、スパイ活動に協力するように強制するのです。
そこからは蜘蛛の罠にはまったようにズルズルとスパイに転化していくドミニカ。
立派なスパイとなったドミニカは、ロシアの情報をアメリカのCIAに流している「マーブル」という人物を探りだす任務を与えられるのです。
女が最後に選ぶもの・・・それは愛?それとも金?
「マーブル」と唯一連絡をとっているのはCIAのネトという男性工作員。
ドミニカは彼に近づき、ハニートラップをしかけます。
が、これがただのハニートラップではないのです。
一体誰が嘘をついて、誰が本当の事を言っているのか。
しかし、ドミニカは自分の心に正直な道を選びます。
この映画はドミニカの裸やセクシーシーンが多いですが、その影にはりめぐられた伏線の数々。
ドミニカの「生き方」を描いた秀作と言えるでしょう。
映画「レッドスパロー」感想とまとめ
今回の映画「レッドスパロー」は口コミを覗いてみると、あんまり評価が高くないんですね。
こんなに計算し尽くされたスパイ映画なのに、派手なアクションが少ないから?
今回のスパイ映画は、女スパイも心情と成長を描いたものなので一見地味に見えてしまうのかもしれません。
映画「レッドスパロー」を考察!
バレエ時代のドミニカは「子供」を表しています。
バレリーナとは自分の管理と精進、努力。
多少運も必要ですが、実力でのしあがり自分で役をつかみとります。
そして舞台にたてば、パートナーを信じるしかなく自分の身を預けて、信頼関係が必要なのです。
ドミニカが狡猾で、先にパートナーの心を奪っておけば、怪我をする事態は避けられたでしょう。
しかし子供なドミニカは、流れに抗えない小さな存在のように転落してしまうのです。
そして叔父ワーニャにさらに陥れられ、女スパイに育てられます。
その後、徐々に「大人の女」になってくドミニカ。
何手も先を読み、シナリオを組み立て、自分の望むものを手に入れるのです。
「一体何を手に入れたかったの?」
それは映画のラストでわかります!
蜘蛛の罠にはまったスパローが、見事に蜘蛛を蹴落とし自分の居場所を手に入れる・・・。
経験豊かな女の心は、ダイヤモンドのように色々な角度で静かに輝くのです。
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